PageTopButton

JR九州で働く平成ヒトケタ入社の女性たち 博多駅長は「プライベート充実」を目標に掲げた

 九州最大の駅、JR博多駅で現在駅長を務めるのは、平成ヒトケタに入社した鐘ヶ江理恵さん(49)です。制度が今ほど整っていなかった時代に「傷を舐め合いながら」仕事を続けてきた世代。多くの部下を束ねる立場になった今、職場のリーダーとして大切にしていることは何でしょうか。

平成ヒトケタ入社の女性たち「色々な意味で苦労した」

この日、鐘ヶ江さんが出席した宴会。JR九州に1991年から97年の間に入社した女性社員たちが集う、「平成ヒトケタ入社の女性の会」です。10年ほど前から年に1度集まるようになりました。立ち上げ当時、社長だった唐池恒二相談役はゲストです。

唐池恒二相談役
「10年続くこの会にJR博多シティ会長の渡辺さんと私が選ばれて高い競争率を勝ち抜いてこの会に臨んでおります」

JR九州の女性社員の割合は16・3%、管理職は6・4%と高くはありませんが、常勤で3人の女性役員がいます。

3人のうち、常務の赤木由美さんは91年入社。この世代の女性たちは互いに傷をなめあいながら頑張ってきた、と話します。

JR九州 赤木由美常務
「初期で入った女性たちは、色んな意味で苦労したので、まだまだ制度がない中、がんばってきました。今は育児も含めて色んな制度ができましたけど、その中では傷をなめあいながら頑張ってきたので、愚痴も上司の悪口もたくさん出ます。でも楽しい会です」

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

深掘り!特集

もっと見る